FXはダウ理論の本質がわかれば勝率アップ＆勝てるようになる｜FXで初心者が自分軸を作りトレードで勝つ方法

「ダウ理論」FXトレードをしているなら一度は耳にしたことが必ずあると思います。

「FXで勝ちたいならダウ理論を意識することは必須」とも言われますよね？

ダウ理論どおりに相場が動くことが多々ありますが、これはそれほど多くのトレーダーがダウ理論を元にトレードしているということです。

チャートはトレーダーの集合意識で動くもの。トレーダーの心理を把握してトレードするにはダウ理論は欠かせない相場分析方法になりますので、この記事を読んでダウ理論をトレードに活かしてくださいね。

ダウ理論は6つの基本法則から構成された値動きの理論

【ダウ理論の6つの基本法則】

1. 平均はすべての事象を織り込む
2. トレンドには3種類ある
3. 主要トレンドは3段階からなる
4. 平均は相互に確認されなければならない
5. トレンドは出来高でも確認されなければならない
6. トレンドは明確な転換シグナルが発生するまでは継続する

以上の6つの中で特に大切なのは、６番目の「トレンドは明確な転換シグナルが発生するまでは継続する」だと思いますが、３番の「主要トレンドは3段階からなる」も大切です。

では、順番に見ていきましょう！

FX 主要トレンドは3段階からなる

主要トレンドには、「先行期」「追随期」「利食い期」の3つからなります。

トレンド先行期

先行期とは、先行投資家が参入する時期で、底や天井のトレードを示します。まだほとんどのトレーダーが参入しない間に行われる”仕込みの時期”です。

トレンド追随期

追随期とは、先行投資家のエントリーによって相場が動き出したタイミングで参入者が増えてくるので、価格も伸びやすいタイミングです。

トレンド利食い期

利食い期とは、明らかに相場が大きく動いた時に一般の投資家が参入する時期です。でもこの時期、先行投資家は利益確定を始めます。そのため、この時期に相場に参入しても遅い、となりがちです。

先行期にエントリーするのはなかなか難しいので、初心者がこの時期に頑張ってトレードするのはオススメではありません。「ここで仕込めたら最高！」とは思いますが、ハイレベルです。もしチャレンジしたいのであれば、かなりの検証を行ってタイミングをすり込んでいってくださいね。

わたし達が狙っていきたいのは追随期になります。

エントリーするトレーダーが増え、方向感が見えたところでエントリーすることになるので、いきなり相場が逆行することもなく安心して利益に繋げることができます。

トレンドは明確な転換シグナルが発生するまでは継続する

「トレンドは一度発生すると継続するもの」はトレーダーの共通認識になります。

勢いよく坂を走り降りていたら、ある程度の距離はいきますよね？いきなり方向転換は難しいと思います。一度流れができたら、なかなか止まらないのですね。

黄色のラインは最高値・最安値が切り下がって下落しています。
赤線のラインは最高値・最安値が切り上がっています。

でも徐々に下落の勢いが落ちていってるのがわかりますか？そして上げたり下げたりどっちつかずの動きをしてから上昇に転じています。

このように、一方へできた流れは継続する傾向にあり、明らかな転換のシグナルが発生するまでは継続するのですね。

そのまま同じトレンドが継続するのか、それともトレンド反転が起こるのかは上位足を見て環境認識をする必要がありますが、このように大抵の場合は、勢いが落ちてからエネルギーをためる動きを見せた後にトレンド転換が起こるのですね。

ダウ理論はエントリーから決済まで使えるもの

ダウ理論において特に意識して欲しい2つをお伝えしましたが、以下、ダウ理論でわかることのまとめです。

ダウ理論で相場の流れがわかる

ダウ理論を見ると相場の流れがわかります。今上昇トレンドなのか？下降トレンドなのか？高値と安値が切り上がっていれば上昇トレンド（上の表でいう赤い線）。高値と安値がきり下がっていれば下降トレンド（黄色い線）です。この相場の流れに逆らわないようにトレードすることが、負けないトレードには大切になるので意識してください。